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あなたらしさを輝かせるアクセサリー

Kilarespect キラリスペクト

【コト・ストーリー】Kilarespect が誕生するまで

更新日:2022年1月7日

皆さんこんにちは!Kilarespect代表のYukikoです。


今日は、Kilarespectが誕生するまでのお話しをしたいと思います。

よく商品をご覧になった方から「この素材はなんですか?」とか

「どうしてこの素材を見つけたんですか?」などと多く聞かれるので

どのようなストーリーがあって今に至るかをここでお話しいたします。



きっかけは企業様から頂いたパンフレットの制作依頼


私はこれまで20年以上、デザインの業界に携わってきました。現在も、企業様・個人事業主様・商品・サービスなど、それぞれの「らしさ」を引き出して表現し、世に伝えていくお手伝いをさせて頂いております。Kilarespectの始まりは、とある企業様から、企業案内パンフレットの制作依頼を受けたことがきっかけでした。

大阪の西淀川区、工場が立ち並ぶ工業地帯。金型製造をしていらっしゃる会社です。





パンフレットを制作する上で、見る人にいかに伝わりやすくするためには、自分たちが製造工程や設備を理解する事も大切です。取材するために何度も工場へ足を運びました。


何度も工場に通ううち、その風景にも慣れてきた頃、工場の片隅に山積みになっていた金属スクラップに目が止まったのです。





聞くと、金型を製造する際に出る端材とのことでした。いわば、工場からすれば不要なものですが、ド素人の私にとっては、今までに見たこともないユニークな形と素材で、とても美しいものに見えたのです。

工場で見れば、従業員の方から見ればただの端材。不要なものでしかない。でも、別の視点で見れば一つ一つがユニーク。もっと言えば、再現できない形、この世に一つしかない貴重なもの。そこに価値があると思いました。





「これは何かに活かせるかも」

そう思った私は、その端材を使ってアクセサリーを作ってみました。



元々、私自身が個性的なデザインが好きで、見たこともない触ったこともない素材はとても新鮮でした。作っていくうちに夢中になり、他にはない自分しか持っていないお気に入りのデザインを身につけることは「私らしさ」を更に高めてくれいつもの自分がランクアップしたような、自信が湧いてくるアイテムとなったのです。




デザインのインスピレーションは、ニューヨークでの経験から




起業当初、ニューヨークでクリエイター活動をしていた時があり

アートギャラリーでの出展やグループ展に参加し、たくさんのアーティストと出会いました。

ニューヨークでの活動はとても刺激的で、得に私が影響を受けたのは街並みや建造物です。ニューヨークでは、築100年以上も経っているビルをリノベーションし、写真スタジオにしていたり、古い工場や倉庫をアートギャラリーにしていたり・・・

発想とアイデアが面白くて、街自体がアートのように見えました。



古い物を活かし、新しい価値を生み出す。朽ちている様さえも、楽しむ。そして、当たり前のように街中に存在している。これぞクリエイティブだと、驚きと発見で言葉にできないほど心を揺さぶられました。


今あるものを活かし、新たな価値を生むものづくり


私が作ったアクセサリーを見て、従業員の方は驚いていました。


「あの端材がこうなるの??」


この時に、私は思いました。製造業におけるものづくりはゼロから設計し、形にするものとばかり考えがちですが今あるものを生かし、新たな価値を生み出すものづくりもあるということ。




特別な技術や設備がなくても、今ある技術・素材を見つめ直すことでその個性が尊いものである事に気付ける。そして、新たな価値を生むことができる。これこそが、Kilarepsectのコンセプトである「リスペクト=見つめ直す」なのです。



これをキッカケに、もっと多くの製造業の方、ものづくりに携わる方にこの考え方に気づいてほしいと思うようになりました。



なぜなら、商品を作るには、多額の費用と設備が必要だと思っている方が多いと思うからです。しかし、今自分の周りにあるものを、別の視点で見つめ直すことだけでも、新たな価値を生むことができるのです。そんな想いで、活動を続けていると他の企業様からもお声がけ頂くようになり、今日に至ります。

「メッシュ(金網)」工場 


0.06mmの繊維でできたメッシュ(本来は工業製品として使われる)で作ったアクセサリー



人・物・事 が、交わり循環していく社会を


「リスペクト=見つめ直す」のは技術、素材だけではありません。人も同じ。

自分をリスペクト=見つめ直すことで今まで気づかなかった強みや、能力を知ることができます。また、人をリスペクト=見つめ直すことで相手に気づきを与えることができます。

Kilarespectは、人、物、事の本体の価値を見つめ直しそれぞれが「らしく」輝けるコミュニティをつくること、そして、ここから生まれた新たな価値を世に発信し、循環し続ける事を目指して、これからも取り組んでいきます。

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